意外と人気!男性介護士

介護施設において、男性介護士は利用者に人気があります。その理由は以下の三つです。
一つ目は、力仕事が多い介護の仕事で頼りになることです。ベッド移動などの際、華奢な女性介護士に抱えられるより、腕力のある男性介護士のほうがより安心感があるからでしょう。
二つ目は、女性の利用者にかわいがられることです。日本では男性に比べて女性の平均寿命が長いため、一般的に介護施設は男性利用者よりも女性利用者の方が多く入居しています。そのため、男性介護士は息子のように、もしくは孫のようにかわいがられることが多いようです。
三つ目は、男性が活躍するイベントが多いことです。介護施設では季節のイベントを開催しています。夏祭りや餅つきなど施設によってさまざまですが、たとえば餅つきをする場合には男手があったほうが助かります。もちろん女性介護士でも可能ですが、介護施設に入居する利用者世代にはこれらのことは「男性が行うのが当然」と思う人も多いのです。
このように介護現場は女性が多いイメージがあるかもしれませんが、実際は男性が重宝される職場でもあります。

一方で、男性介護士に介護されるのを拒否する女性利用者がいるのも事実です。特に、入浴介助や排泄介助は同性介護士を望む利用者も少なくありません。
その場合は無理に介助に入ろうとせず、他の女性介護士に任せましょう。少しずつ時間を掛けて信頼関係が築ければいずれ介助に当たらせてくれるはずです。